Crystal City, TX - ほうれん草の世界中心地


通称「ほうれん草の世界中心地」Zavala郡の中央でMissouri Pacific 鉄道が通っています。 1900年初期にCross S牧場の所有者が10,000エーカーの土地をCarl F. Groos氏と E. J. Buckingham氏の経営する開発会社に売り渡し、 現在のCrystal Cityが生まれました。1908年のCrystal City and Uvalde鉄道の開通と同時期に郵便局が置かれ、学校が開校しました。 1920年代は冬物野菜の出荷が主要で、たまねぎのほかにほうれん草が取り扱われて"Spinach Capital of the World (ほうれん草の世界中心地)" と名づけられ、野菜の製缶工場(Del Monteブランドが有名)のほか、毎年11月にはほうれん草祭りが行われています。主要産業が農業の為、 メキシコからの季節労働者が多く、1940年の統計で、人口のうちの97%がメキシコ人との推定がされたことがありました。第二次大戦中 は南米にいた日系人を収容するキャンプもここに作られ、1947年の閉鎖までありました。1960年代に入ると町の権力を握っている白人と、 人口の80%を占めるメキシコ系の住人との対立が激しくなり、"Crystal Cityの蜂起"と呼ばれる活動が起きるようになりました。(2015年12月訪問)
  1. 日系人強制収容所跡(Crystal City Internment Camp): 現在学校と空港があるこの敷地には、第二次大戦中に日系人を収容する為の施設が作られていました。 (near 1101 N 11th Ave Crystal City, TX 78839)



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